パスワード管理ソリューションのリーディングプロバイダーである1Password(ワンパスワード)のSaaS管理プラットフォーム「Trelica」が、ガートナー社の2025年版マジッククアドラントのSaaS管理プラットフォーム部門に選出された。これは、組織内におけるSaaSのスプロール化とシャドーITのまん延が進む中で、統合されたSaaSガバナンスとセキュリティーの必要性が高まっていることを裏付けるマイルストーンと捉えられている。
ガートナーは、2024年のレポートでマジッククアドラントのカテゴリーにSaaS管理プラットフォーム(SMP)を新設した。これは、SaaSアプリとシャドーITの急速な普及を踏まえ、セキュリティーと予算の両方を管理する上でSMPが果たす重要な役割を浮き彫りにするものだと考えられる。ガートナーはSMPを、組織が一元化されたコンソールからSaaSアプリケーションのライフサイクルを検出、管理、最適化、自動化できるように設計されたソフトウェアツールと定義している。SMPの中核となる機能には、検出、コスト最適化、アプリケーションストアを介した従業員によるセルフサービス、導入促進のためのインサイト、オンボーディング/オフボーディング業務の自動化などがある。
ガートナーによると、SaaSライフサイクルの一元管理が不十分な組織は、SaaSの使用状況や構成の可視性が不十分なため、サイバーインシデントやデータ損失のリスクが5倍も高まるとされている。さらに、このような組織は、未使用の権限や不要な重複ツールのために、SaaSに少なくとも25%の過剰支出をすると予測されている。ここで活躍するのが1PasswordのTrelicaだ。Trelicaは、重複ライセンスや未使用ライセンスを検出・削除し、許可されていないシャドーITを発見し、ユーザーライフサイクル全体を通じてリソースへのアクセスを保護することで、これらのリスクを軽減する。ダウンロードされたアプリケーションとウェブアプリの両方に対して強力な検出機能を提供し、使用中のアプリケーションだけでなく、誰が使っているか、セキュリティーとプライバシーポリシーまで追跡する詳細なレポートを提供する。
Trelica by 1Passwordは、従業員が最も生産性を高めるツールを見つけ、導入できるように設計されており、同時にあらゆる業務関連アプリをIT管理下に置く。350以上の連携、自動化されたワークフロー、ライフサイクル管理機能を備えたTrelica by 1Passwordは、IT部門とSecurityチームが単一のシンプルなツールから、広範に広がるSaaSアプリを管理し、組織を効率的に保護するのに役立つ。Trelica by 1Passwordは、1Password Extended Access Managementプラットフォームとの統合をさらに深めることを期待されている。この統合により、顧客ニーズへの迅速な対応、新機能リクエストの特定、そして定期的なリリースサイクルによる修正の提供能力が向上する。
出典:1Password
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