AIを活用したアクセシビリティーソリューションのリーディングプロバイダーであるaccessiBe(アクセシビー)は、視覚障がい者ユーザービリティーアナリストの専門グループであるaccessLabsとの連携を公表した。視覚障がい者支援技術の専門家であるShane Lowe氏とTy Littlefield氏が率いるこの9名の専門家チームは、accessiBeの技術チームと緊密に連携し、アクセシビリティーツールのテストと改善に取り組んでいる。提供されるソリューションが技術的に準拠しているだけでなく、真に使いやすいものであることを保証することを目的としている。
ユーザービリティーテストは、accessiBeのプロセスにおいて重要な部分だ。これは、障がいのあるユーザーの視点からウェブサイトの機能とユーザーエクスペリエンスを評価することを意味する。同社は、スクリーンリーダーとキーボード操作を使う視覚障がい者の専門家と協力し、自動化では見落とされがちな潜在的な問題を特定している。これらの問題は、ラベルのないボタンや誤解を招くリンクテキスト、自動再生されるメディア、フォーム入力欄のスキップなど、多岐にわたる。これらは全て、ユーザーのウェブサイト利用能力に大きな影響を与える可能性がある。
AIはデジタルアクセシビリティーにおいて重要な役割を果たし、ソリューションの拡張や修正の迅速な自動化に貢献している。しかし、AIだけではあらゆるニュアンスや現実世界のユースケースを捉えることはできない。そこでaccessLabsの出番だ。チームは製品を毎日テストし、視覚障がい者や弱視者がウェブサイトをどのように操作するかをシミュレーションしている。この人間中心のテストにより、アルゴリズムでは捉えられない問題が発見され、有意義なイノベーションが促進される。今年のウェブコンテンツアクセシビリティーガイドライン(WCAG)2.2の導入に伴い、accessLabsからのフィードバックは、accessiBeが最新の基準を満たし、コンプライアンスの枠を超えて真のユーザービリティーを実現する上で極めて重要になる。
accessLabsは単なるテストグループではない。ユーザービリティーアナリストは複数のチームに所属し、技術チームと緊密に連携して課題を把握し、解決策の優先順位を決定し、得られた知見をベストプラクティスへと転換する。この部門横断的な連携は、高品質なイノベーションを促進し、誰もがより快適に利用できるアクセシビリティーソリューションを実現する。企業にとって、アクセシビリティーは戦略的な優位性をもたらし、ユーザーエクスペリエンスの向上、顧客維持率の向上、直帰率の低減を実現する。accessiBeはユーザービリティーアナリストと連携することで、アクセシビリティーを単なる理論や表面的なものではなく、日々ツールを活用する人々によってテスト・検証された形で実現する。これは、法的リスクの軽減や、より幅広いユーザー層のエンゲージメント向上にもつながる。accessLabsとのユーザービリティーテストへの投資を通じて、accessiBeは組織が真に誰もが利用できるデジタルエクスペリエンスを構築できるよう支援する。
出典:accessiBe
この製品の詳細については、accessiBe製品ページをご覧ください。