大手データ運用プラットフォームであるCensus(センサス)は、自動データ統合テクノロジープロバイダーであるFivetranによる買収を発表した。この合併により、Fivetranのデータウェアハウスへのデータ移行能力と、Censusのビジネス機能全体にわたる信頼性の高いデータモデル展開の専門知識を融合させた、包括的なデータ管理ソリューションが誕生する。統合後の企業は、データチームに対し、生データから実用的なインサイトへと導く効率的なパスを提供することを目指す。
Censusは、あらゆるビジネスオペレーションを一元管理するハブを構築するという野心的な目標を掲げ、2018年に設立された。創業者たちは、Salesforceのような既存ツールが大量のデータを扱う上で限界があることを認識していた。そこでCensusは、ビジネスのあらゆる領域から生データを収集し、再利用可能なデータモデルに統合し、必要に応じて展開するというソリューションを提案した。このアプローチは成功を収め、Figma、Atrium、NotionといったアーリーアダプターはCensusの製品・サービスに価値を見出している。
同社は、顧客のニーズと業界動向に応えながら、継続的な進化を遂げてきました。中でも重要な進歩の一つは、データストレージのためのスケーラブルで効率的なソリューションを提供したクラウドデータウェアハウスの台頭だ。Censusはこれらのプラットフォームとの統合を迅速に進め、Redshiftから開始し、その後Snowflake、BigQuery、Databricksへと拡大した。この統合により、Censusはパフォーマンスの問題を解消しながら高品質なデータを提供できるようになり、これは同社の成長に不可欠な要素となった。
FivetranによるCensusの買収はまもなく完了する見込みで、合併後の新会社は、迅速なリリースと高品質な顧客サービスの提供を継続する予定だ。また、この合併により、より多くのコネクターの開発とガバナンス機能の強化が可能になる。最終的な目標は、データを統合・活用し、瞬時にデータ活用を可能にするユニバーサルデータプラットフォームを構築し、企業が大規模なデータに基づく意思決定を行うために必要なインフラを提供することだ。
出典:Census
この製品の詳細については、Census製品ページをご覧ください。