PagerDuty(ページャーデューティー)は、公式サイトでIncident Responseガイドの日本語版を公開した。Incident Responseのガイドはさまざまな記事、媒体から参照される、非常に人気の高いコンテンツであり、日本でも有志による日本語版が提供されてきた。
Ops GuidesにはIncident Responseだけでなく、多くのガイドが含まれる。
・The Howie Guide:インシデント後のレビューに関するJeliのHowieガイド
・Full Service Ownership Guide:コードが本番環境でどのように機能するかをより深く理解することで、システムとサービスの信頼性を確保
・Incident Response:PagerDutyとそのユーザーが実践する、インシデント対応プロセスの詳細な概要
・Customer Service Operations:インシデント発生時に顧客体験の重要な要素となるカスタマーサービスの流れについて解説
・DevSecOps:DevSecOpsがはじめての方、または何であるか、どのように実装するか疑問がある方向け
・Best Practices for On Call Teams:チームとマネージャーのためのオンコール対応に関する完全なリソース
・Autoremediation:インシデント対応プロセスで自動化を活用するのに役立つガイド
・Postmortems:効果的なポストモーテムの実施方法に関する包括的なガイド
・Operational Reviews:データ駆動の定期的なレビューを使用してインシデントの影響を測定し、リアルタイム運用の隠れたコストをより適切に管理
・Retrospectives:作業プロセスと行動から反復的に学び、継続的な改善の文化を育成
・Security Training:PagerDutyで使用されているオープンソースのセキュリティートレーニングで、技術系・非技術系チーム向けに適応可能
・Internal Stakeholder Communications:重大なインシデント発生時に、内部ステークホルダーに対する効果的なコミュニケーション戦略を構築
・Business Incident Response:重大な技術的インシデントが発生した際に、ビジネスニーズと技術的ニーズを調整
この貴重なノウハウを日本語化していきます
PagerDutyの日本法人が設立されてから3年が経ちました。おかげさまで日本チームも成長し、充実した顔ぶれとなってきました。そこで、Ops Guidesを日本語化して提供すれば日本のシステム運用に関わる人たちに貢献できるのではないか、ということで、日本語化プロジェクトを立ち上げました。
PagerDutyでは、Ops Guidesを今後順次日本語化して公開してく予定で、まずは冒頭のIncident Responseを日本語化して公開した。誰もが悩むオンコールについてのベストプラクティスから、インシデント発生前・発生中・解決後の各フェーズにおける対応方法、インシデントコマンダーとその育成方法まで、運営体制作りに役立つ情報が盛りだくさんとなっている。
近々PostmortemsやRetrospectivesも日本語版を公開する予定で、最終的には13のガイド全ての日本語化が予定されている。
出典:PagerDuty
この製品の詳細については、PagerDuty製品ページをご覧ください。