大手セキュリティーツールプロバイダーの1Passwordは、最新のSaaSアクセス管理のパイオニアであるTrelicaを買収した。この買収は、適切なガバナンス制御なしに管理されていないデバイスやアプリケーションが企業データにアクセスすることで生じるセキュリティーリスクである、アクセスと信頼のギャップを埋めるという1Passwordのビジョンに向けた重要な一歩だ。同社は、革新的なソリューションである1Password Extended Access Managementによって、あらゆるデバイス上のあらゆるアプリへのサインインを全て保護することを目指している。
2018年に設立されたTrelicaは、実際のアプリケーション使用状況を検出し、管理対象アプリケーションと管理対象外アプリケーションの両方へのアクセスを管理するためのプラットフォームを提供している。大手SaaSベンダーと300を超える直接統合を行っているTrelicaのコア機能には、シャドーIT検出、支出の最適化、契約更新、オン/オフボーディング、プロビジョニング、権限昇格タスクを自動化するためのアクセス管理ワークフローなどがある。Trelicaのプラットフォームは、シングルサインオン(SSO)、モバイルデバイス管理(MDM)、SaaSセキュリティーポスチャー管理(SSPM)などの従来のソリューションでは解決できなかった重要な課題に対処する。
Trelicaの買収により、1Passwordは先駆的なテクノロジーを導入できるだけでなく、セキュリティーとともに使いやすさを優先するという同社の取り組みに賛同するエキスパートチームも獲得することになる。Trelicaのテクノロジープラットフォームとチームは、1Password Extended Access Managementのビジョンの推進に役立ち、この新しいセキュリティーソフトウェアカテゴリーにおける市場初参入の優位性をさらに高める。Trelicaが加わることで、1Password Extended Access Managementは、セキュリティーチームに、認証情報のリスクを軽減しパスワードレスの目標を達成するための、反復可能なパスを提供する。 この買収は、全ての従業員、デバイス、アプリケーションが安全なエコシステムの一部であり、セキュリティーと生産性が不可欠なパートナーである安全なエコシステムを構築するための重要な一歩となるだろう。
出典:1Password
この製品の詳細については、1Password製品ページをご覧ください。