サイバーセキュリティー業界の大手企業1Passwordは、Extended Management Device Trustの顧客向けに、モバイルチェックとモバイルエンドユーザーによる自己修復機能の提供を開始することを発表した。この新機能は、一連のチェックを実行してデバイスの整合性と組織のセキュリティーポリシーへのコンプライアンスを確保することで、モバイル デバイスのセキュリティーを強化する。
新しいモバイルチェック機能には、モバイルデバイスが組織のモバイルデバイス管理(MDM)に登録されているかどうかの確認、デバイスがジェイルブレークまたはルート化されていないかどうかの確認、デバイスのオペレーティングシステムが最新であるかどうかの確認など、さまざまなチェックが含まれている。これらのチェックは、ユーザーが認証のためにアプリを開くたびに実行され、デバイスのセキュリティー状態に関するリアルタイムデータが提供される。
モバイルチェックに加えて、1Passwordは自己修復機能も導入した。この機能により、エンドユーザーはモバイル チェック中に特定された問題をモバイルアプリケーションから直接修正できる。ユーザーが組織のセキュリティー ポリシーに準拠していないデバイスで認証しようとすると、モバイルアプリを起動して問題を修正するように求められる。問題が解決後、ユーザーは認証プロセスを続行できる。
自己修復機能により、ユーザーはKolideのモバイルアプリから直接デバイスと不合格のチェックを確認することもできる。アプリには、特定された問題を修正する詳細な手順が記載されているため、ユーザーはデバイスのセキュリティーを維持しやすくなる。管理者は、モバイルチェックの修復と修正の手順をカスタマイズするオプションも用意されており、柔軟性と制御性がさらに高まる。
1Passwordで導入された重要なチェック機能の1つは、モバイルデバイスがMDMプロバイダーに登録されているかどうかを確認する機能だ。これは、デバイス管理プロバイダーと呼ばれる新機能によって実現され、組織はMDMプロバイダーを指定できる。指定された各MDMプロバイダーは秘密鍵に関連付けられており、この秘密鍵はMDMへのモバイルデバイスの登録を確認するために使用される。
1Passwordは、モバイルチェックと自己修復機能の導入により、Extended Access Managementユーザーに、デバイスセキュリティーに対する柔軟性と制御性の向上を提供することを目指している。これらの機能により、安全で管理されたデバイスのみが認証できるようになるだけでなく、エンド ユーザーがデバイスのセキュリティーを維持できるようになる。
出典:1Password
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