サイバーセキュリティー業界の大手企業である1Passwordは、ビジネスユーザー向けに一連の重要なアップデートをリリースした。これらのアップデートは、セキュリティーの強化、アクセス管理の簡素化、組織全体での導入促進を目的としている。新機能は顧客からのフィードバックに直接応えたものであり、今日のIT管理者が直面している最も差し迫った課題のいくつかに対処するように設計されている。
最初の機能は、一時停止されたユーザーポリシーだ。この機能を使用すると、管理者は特定の期間を設定でき、その期間が過ぎると一時停止されたユーザーは1Password環境から完全に削除される。これにより、非アクティブなユーザーを削除して組織のセキュリティーが強化されるだけでなく、EU一般データ保護規則(GDPR)などのデータ保護規制へのコンプライアンスも保証される。削除プロセスを自動化することで、管理オーバーヘッドが削減され、よりクリーンなユーザーデータベースが維持される。
2つ目の機能であるアカウント作成ポリシーは、新入社員のオンボーディングに関連するセキュリティーリスクを軽減するように設計されている。この機能により、社員が会社の検証済みドメインの外で別の1Passwordアカウントを作成することを防止できる。管理者は複数のドメインを検証し、アカウントのサインアップ制限を適用し、個別のアカウントを作成しようとすると会社の1Passwordに参加するようにリダイレクトされるようにできる。これにより、会社のデータをより適切に管理し、オンボーディングプロセスをより合理化して安全に行うことができる。
3つ目の機能は、招待ページの再設計だ。新しい設計では、ナビゲーション構造が採用され、煩雑さが軽減され、招待の一括操作が可能になる。これにより、管理者の時間が節約されるだけでなく、全体的なユーザーエクスペリエンスも向上する。また、この再設計により、カスタマイズ可能なメール機能が今後提供される予定だ。この機能により、管理者はオンボーディングコミュニケーションを会社のブランドやメッセージングに合わせてカスタマイズできるようになる。
4番目の機能であるEmployee Vault Reportingは、Business Watchtowerの機能を拡張する。この機能により、管理者は全てのEmployee Vaultにおけるセキュリティー問題の数と種類の概要を把握できる。この可視性により、管理者はリスクが悪用される前にリスクを特定して軽減できる。
これらの新機能は、9月10日から1Password Businessユーザーが利用可能になっている。これにより、企業のセキュリティーが強化され、アクセス管理が合理化され、組織全体での1Passwordの導入が改善される。
出典:1Password
この製品の詳細については、1Password製品ページをご覧ください。