AIビジネス/クリエーティブアプリケーション分野のリーディングカンパニーであるAdobe(アドビ)は、2025年度第3四半期の売上高が過去最高の59億9,000万ドルに達したと発表した。これは前年同期比11%増、実質為替レートで10%増となる。同社の成功は、強力な顧客戦略、革新的なAI製品の提供、そして効果的な市場開拓戦略によるものだ。AdobeのCEOであるShantanu Narayen氏は、AIを活用したARR(年間経常収益)が50億ドルを超え、AIファーストのARRが年末目標の2億5,000万ドルを上回ったことを強調した。
Adobeの2025年度第3四半期の財務ハイライトには、GAAPベースの営業利益が21億7,000万ドル、非GAAPベースの営業利益が27億7,000万ドルであることも含まれている。GAAPベースの純利益は17億7,000万ドル、非GAAPベースの純利益は22億5,000万ドルだった。営業キャッシュフローは22億ドルだった。Adobeの残存履行義務(RPO)は204億4,000万ドル、現在残存履行義務(cRPO)は67%だった。また、同社は当四半期中に約800万株の自社株買いを実施した。
Adobeのデジタルメディア部門の売上高は44億6,000万ドルで、前年同期比12%増、実質ベースでは11%増となった。当四半期末のデジタルメディアの年間経常収益(ARR)は185億9,000万ドルで、前年同期比11.7%増となった。デジタルエクスペリエンス部門の売上高は14億8,000万ドルで、報告ベースおよび実質ベースで前年同期比9%増となった。デジタルエクスペリエンスのサブスクリプション売上高は13億7,000万ドルで、報告ベースおよび実質ベースで前年同期比11%増となった。
Adobeのビジネスプロフェッショナルおよびコンシューマーグループのサブスクリプション売上高は16億5,000万ドルで、前年比15%増(為替変動の影響を除くと14%増)となった。クリエーティブおよびマーケティングプロフェッショナルグループのサブスクリプション売上高は41億2,000万ドルで、前年比11%増(為替変動の影響を除くと10%増)となった。Adobeは、顧客の多様なニーズに応えるために、カテゴリーをリードするAIを活用したソリューションを提供するという成長戦略を継続しており、2025年度の総売上高とEPS目標を引き上げた。
出典:Adobe
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