大手データ管理プラットフォームのCensusは、現代のデータスタックに顧客体験の低下を引き起こしている重大な問題があることを突き止めた。問題はデータの不足ではなく、企業が処理しなければならないデータの量が膨大であることにある。2025年までに、クラウドインフラストラクチャーには200ゼタバイトを超えるデータが保存され、そのうち75%が未使用のままになると予想されている。この未使用データを適切に管理および活用すれば、顧客体験を大幅に向上させることができる。
同社は、この問題の根本原因として、ビジネスツールとテクニカルツール間の連携ギャップを特定した。データチームは通常、Snowflake、dbt、データ管理スイートなどのツールを使用し、ビジネスユーザーはSalesforce、HubSpot、CDPでデータを操作する。このギャップにより、不正確または非効率的なモデルが生まれることが多く、データチームのボトルネックとなって速度が制限される。これらのチーム間の連携不足は、データ チームとビジネスチームの両方に悪影響を及ぼす。
Censusは、ビジネスチームと運用チームがニーズをサポートするデータセットを簡単に作成、提供、検証し、データチームがそれらを統合して管理できる、単一のプラットフォームという形でソリューションを提案している。この統合プラットフォームには、効果的なガバナンス、データの品質とセキュリティーに対する信頼性、チーム、外部パートナー、顧客間でデータをアクティブ化する機能など、いくつかの重要な利点がある。
これに対応して、Censusは、データのアクティベーション、変換、ガバナンスについてチームが共同作業するための共有ワークスペースである、初のユニバーサルデータプラットフォーム（UDP）を立ち上げた。UDPは、共同作業の課題を解決し、チームが有用で信頼できるモデルを構築できるように設計されている。データウェアハウスとネイティブに統合されていることによる利点（柔軟性、価値実現までの時間、低コスト）を、エンティティー解決、エンリッチメント、ノーコード変換などの従来のデータ管理機能にもたらす。このプラットフォームは、企業がデータを外部の顧客やパートナーと共有して収益化できるようにし、AIが新たなデータコンシューマーとして台頭することで生じる課題に対処することが期待されている。
出典：Census
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