人気の生産性向上プラットフォームであるClickUp(クリックアップ)は、最新のリリースノート3.63で、一連の重要なアップデートを発表した。これらのアップデートには、自動化機能の大幅なアップグレード、エージェントトリガーの条件設定の導入、アドホック会議向けのAIメモ作成機能などが含まれる。これらの機能強化は、ワークフローの合理化、データセキュリティーの強化、そしてユーザーの効率性向上を目的としている。
ClickUpによって導入された自動化のアップグレードには、新しいアクションとトリガーが含まれている。タスク名が更新されるたびに自動化をトリガーしたり、動的な命名規則のために変数を使ってタスク名を変更したり、トリガーとなるタスクを任意のタスクまたはドキュメントに接続するためのリレーションシップを追加したりできるようになった。さらに、タスク名に特定の単語が含まれているかどうかに基づいて自動化をトリガーできる新しい条件も導入された。この機能は、高度な検索のために強力なパターンマッチングツールである正規表現もサポートしている。プロセスをさらに簡素化するために、ClickUpは各チームの独自のワークフローに合わせてカスタマイズされた自動化テンプレートの提案も提供している。
データセキュリティーの観点から、ClickUpはフォームのセキュリティーを確保するためのワークスペース全体の新しい設定を導入した。この機能により、ユーザーはフォームにアクセスする前にワークスペースにログインすることが必須となり、機密性の高いワークフローにおけるデータセキュリティーとコンプライアンスが強化される。この設定は、ワークスペースのオーナーと管理者がワークスペース設定の「Security & Permissions」タブで有効化できる。
ClickUpは、Autopilotエージェントをトリガーするためのロジック条件も導入した。この機能により、ユーザーはカスタムの「if/then」ロジックを追加でき、特定の条件が満たされた場合にのみエージェントが動作するように設定できる。これにより、カスタマイズされたワークフローの構築、ノイズの削減、そしてエージェントが常に適切なタイミングと場所でトリガーされることが保証される。
アドホック会議向けのAI Notetakerも重要なアップデートだ。Notetaker設定ウィンドウの「Send notetaker」欄にZoom、Google Meet、またはTeamsのリンクを貼り付けることで、AI Notetakerをいつでもどの会議にも送信できるようになった。この機能は、突発的な会議のメモや録音に特に便利だ。
最後に、ClickUpのAIはコメントをサブタスクに変換できるようになった。AIはコメントを分析し、作業を細分化し、自動的にサブタスクを作成するため、重要な詳細が漏れることはない。
出典:ClickUp
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