コンプライアンスおよびセキュリティーソリューションのリーディングプロバイダーであるDrata(ドラータ)は、複数のHRIS (人事情報システム)への対応を発表した。この新機能は、グローバル組織、請負業者、買収先など、さまざまなシステムにわたる人事情報を包括的かつ自動的に把握できるように設計されている。これは、企業の規模拡大に伴う共通の課題であるデータの断片化を解消するための重要な一歩と捉えられている。
新たに導入された複数HRISサポート機能により、企業は複数のHRISプラットフォームを連携させ、これらのシステム全体にわたる全従業員の情報を、重複を排除した統合ビューで提供できるようになる。最初に接続されたHRISがプライマリーソースとなり、Drataは追加のHRIS接続における従業員情報を自動的に確認する。重複エントリーは照合され、プライマリーHRISのデータが優先される。このプロセスにより、従業員と請負業者の出自を問わず、一貫した管理権限、ポリシー認証、アクセスレビューが確保される。
複数のHRISをサポートする機能は、組織内のさまざまなペルソナに対応できるよう設計されている。例えば、コンプライアンス担当ディレクターは、複数の事業部門や地域にまたがる従業員を追跡し、監査、レビュー、証拠提出要求に全員が確実に参加できるようにできる。同様に、GRCマネージャーは、接続されたHRISから海外の契約社員を自動的に取り込むことができるため、手作業によるフォローアップやスプレッドシートでの作業が不要になる。セキュリティー担当VPやGRC責任者にとっては、この機能により、全てのHRシステムにわたる一元的な可視性と、照合作業のオーバーヘッドなしに、明確で正確な人事記録が得られる。
Drataによる複数のHRIS統合の導入は、企業の人事データ管理方法に大きな影響を与えると予想される。これにより、従業員の網羅性における盲点が排除され、統制の所有権と証明が完全であることが保証され、手作業による照合作業にかかる時間が大幅に短縮される。さらに、これら全てを、既存のHRスタックに変更を加えることなく実現できる。この機能は、単一のHRシステムでは不十分な場合が多い今日のグローバル企業にとって特に重要だ。請負業者、地域チーム、買収先企業はそれぞれ別々のシステムで運用されていることが多く、Drataの新機能は、最も統合しやすい場所ではなく、組織の現状に合わせて設計されている。これは、企業の運営方法に対する現実的な理解を反映しており、GRCチームに信頼を拡大するために必要な透明性と制御を提供する。
出典:Drata
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