JFrog Software Supply Chain Platformの開発企業であるJFrogは、2024年第3四半期の業績を発表した。同社の総収益は1億910万ドルで、前年比23%増となった。この成長は主に、クラウド移行とセキュリティーにけん引され、クラウド収益が38%増加したことによるものだ。年間経常収益(ARR)が100万ドルを超える顧客数も大幅に増加し、前年比53%増の46社となった。
同社のCEOであるShlomi Ben Haim氏は、第3四半期の好業績は厳しい予算環境における効果的な実行によるものであり、これがJFrog史上最大級のエンタープライズ契約につながったと述べている。Artifactoryを中核とするJFrogプラットフォームの拡張も、将来の成功の基盤を築く上で重要な要素として強調されている。このプラットフォームは、DevOps、DevSecOps、およびMLOpsの唯一の信頼できる情報源として機能する。
財務ハイライトとして、JFrogはGAAP粗利益が8,180万ドル、GAAP粗利益率が75.0%であると報告した。非GAAP粗利益は9,030万ドル、非GAAP粗利益率は82.8%だった。GAAP営業損失は2,990万ドル、非GAAP営業利益は1,470万ドルだった。同社はまた、GAAP 1株当たり純損失が0.21ドル、非GAAP希薄化後1株当たり利益が0.15ドルであると報告した。
JFrogは、ビジネスと製品のハイライトもいくつか発表した。2024年第3四半期のクラウド収益は4,240万ドルで、前年比38%増でした。同社はまた、過去4四半期の純ドル保持率が117%だったと報告した。ARRが10万ドルを超える顧客数は、前年同期の848社から966社に増加した。同社はまた、MLOpsとランタイムセキュリティーによるJFrogプラットフォームの拡張、GitHubおよびNVIDIAとのコラボレーション、機械学習のためのデータサイエンスとDevSecOpsプロセスの橋渡しとなるJFrog MLの導入を発表した。
今後について、JFrogは第4四半期と2024年度通期の見通しを発表した。第4四半期については、同社は収益が1億1,350万ドルから1億1,450万ドル、非GAAP営業利益が1,400万ドルから1,500万ドルになると予想している。通期については、同社は収益が4億2,590万ドルから4億2,690万ドル、非GAAP営業利益が5,640万ドルから5,740万ドルになると予想している。
出典:JFrog
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