ソフトウェアサプライチェーンプラットフォームの開発で知られるJFrog(ジェイフロッグ)が、2025年第2四半期の業績を発表した。総収益は1億2,720万ドルとなり、前年比23%増を記録した。クラウド収益も大幅に増加し、5,710万ドルに達し、前年比45%増となった。年間経常収益(ARR)が100万ドルを超える顧客数も前年比45%増の61社となった。
同社のCEO兼共同創業者であるShlomi Ben Haim氏は、第2四半期の好調な業績は、JFrogがDevOps、セキュリティー、MLOpsに注力してきたことによるものだと述べている。Haim氏は、同社はあらゆるソフトウェアパッケージの記録システム(SoR)として、そして急成長を続けるAIエコシステムのリーダーとしての地位を確立していると述べた。不確実な状況が続く中、当社は規律ある事業運営と、事業全体にわたる高品質で持続可能な成長の推進に引き続き注力していく。
2025年第2四半期の財務ハイライトは、GAAPベースの粗利益が9,700万ドル、GAAPベースの粗利益率が76.3%だった。非GAAPベースの粗利益は1億570万ドル、非GAAPベースの粗利益率は83.1%だった。GAAPベースの営業損失は2,600万ドル、非GAAPベースの営業利益は1,940万ドルだった。GAAPベースの1株当たり純損失は0.19ドル、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は0.18ドルだった。また、営業キャッシュフローは3,610万ドル、フリーキャッシュフローは3,550万ドルだった。
JFrogは、事業と製品のハイライトとして、2025年第2四半期のクラウド収益が総収益の45%を占め、前年同期の38%から増加したと報告した。直近4四半期の純ドル維持率は118%だった。ARRが10万ドルを超える顧客数は、前年同期の928社から1,076社に増加した。また、同社は、Enterprise AI Factoryの検証済み設計の一環としてNVIDIAとの関係強化を発表し、JFrogプラットフォームとエージェント型AIの連携を可能にするリモートMCPサーバーをリリースした。
出典:JFrog
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