2023年8月8日のAdobeのレポートによると、Adobe Digital Price Index(DPI)はオンラインインフレの世界に関する最新の洞察を発表しました。Adobe Analyticsを活用したDPIは、2023年7月のオンライン価格が前年比で1.6%下落したことを明らかにしました。この傾向はさまざまな製品カテゴリーに影響を与えており、追跡対象の18カテゴリーのうち11カテゴリーで毎年価格が下落しています。前月比ベースでは、7月のオンライン価格は0.9%下落しました。
前年比価格下落の主な要因は、家電製品、家具/寝具、電子機器、コンピューターなどのカテゴリーの大幅な下落でした。家電は前年比8%減(前月比0.3%)、家具・寝具は前年比3.5%減(前月比0.7%)となっています。エレクトロニクスとコンピューターの減少幅はさらに大きく、それぞれ前年比11.7%(前月比0.7%)と15.4%(前月比1.5%)の減少でした。
ただし、以前はインフレを示していたカテゴリーに変化が見られます。一貫して上昇していた食料品価格は、7月に前年比6.3%上昇(前月比0.3%上昇)し、6月の前年比7.6%上昇、5月の前年比8.2%上昇から鈍化しました。同様に、ペット製品の価格上昇も緩やかとなり、6月の前年比8.1%上昇、5月の前年比10.2%上昇に比べ、前年比6.3%上昇(前月比0.1%減)となった。
前月比の動向では、18カテゴリー中16カテゴリーで値下げが見られました。注目すべき傾向としては、29カ月連続で前年比上昇を続けた家電製品カテゴリーの価格が、前年比8%下落(前月比0.3%下落)したのとは対照的に、2020年5月以来のペット製品価格の一貫したインフレが挙げられます。
本レポートでは、多くのカテゴリーで前年同月比の減少が続いているほか、以前は高騰していた分野にも変化が見られました。Adobeの最新データから得られたこの洞察は、オンライン価格の下落傾向が顕著に続いていることを浮き彫りにしています。
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