デジタルエクスペリエンスプラットフォーム(DXP)業界のリーダーであるOptimizely(オプティマイズリー)は、自社のマーケティングオーケストレーションプラットフォーム「Optimizely Opal」と、Google Cloudの新サービス「Gemini Enterprise」の統合を発表した。この統合により、AIエージェントの発見、作成、共有、運用のための統合プラットフォームが提供され、マーケティングチームの業務が一新される。OptimizelyとGoogle Cloudの連携は、今日のマーケターが直面する2つの大きな課題、すなわち顧客データの断片化と、大規模なコンテンツのパーソナライゼーションの複雑さの解決を目指している。
OpalとGemini Enterpriseの統合は、高度な推論機能を備えたGoogleのGeminiモデルを活用している。これにより、テキストと画像の両方を高度に分析し、よりスマートで迅速なキャンペーンの意思決定につながるインサイトを得ることができる。Gemini Enterpriseの広範なエージェントネットワークと多数のサードパーティーデータソースへの接続を活用することで、マーケターはOpalを活用して、エージェント間のカスタムシナリオを構築できる。これにより、大規模な自動化およびパーソナライズされたキャンペーンの実施が可能になるだけでなく、シームレスな運用も可能になる。
OptimizelyのチーフパートナーオフィサーであるJessica Dannemann氏は、今回の統合により、マーケティングチームが個々のAIツール以上のものを必要とする時代の幕開けとなると考えている。ワークフロー全体にわたって適応、学習、実行できる、統合されたインテリジェンスが必要だ。OpalをGoogle Cloud Marketplaceに導入することで、Optimizelyは企業が卓越した顧客体験の創出に必要なAIを活用したマーケティング機能に、より容易にアクセスできるようにする。
OpalとGemini Enterpriseの統合は、データサイロの問題にも対処する。マーケターは顧客の全体像を把握し、さまざまなエンタープライズシステムから情報を引き出してマーケティングエクスペリエンスを充実させることができる。Agent2Agentの相互運用性アーキテクチャーは、2つのAIシステム間のシームレスでリアルタイムな連携を可能にし、手動によるデータ転送を排除し、複雑で自動化されたワークフローを実現する。この統合はホストに依存しないため、エージェントの構築方法や場所を問わずサポートできる。
Opalが7月にGoogle Cloud Marketplaceにデビューしたことを受けて、OptimizelyとGoogle Cloudの今回の連携は、マーケティングチームに強力かつ高度な推論機能を提供し、複雑なデータを分析し、インテリジェントでパーソナライズされたキャンペーンレコメンデーションを生成することを可能にする。この2つのプラットフォームの統合は、デジタルマーケティング業界における大きな前進であり、より効率的かつ効果的なマーケティングキャンペーンの実現を支援する。
出典:Optimizely
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