テクノロジーとビジネス学習のプラットフォームとして定評のあるO’Reilly(オライリー)は、5月8日に開催したAI Codeconイベントの成功を受け、9月に再びAI Codeconを開催することを決定した。今回は、テクノロジーコミュニティーで多くの議論を巻き起こしている「エージェントコーディング」という用語に焦点を当てる。5月のイベントには9,000人以上の参加者が集まり、さらに12,000人がO’Reilly学習プラットフォームで後日コンテンツを視聴するために登録したという。
・イベントタイトル:AI Codecon: Coding for the Future Agentic World
・日時:日本時間2025年9月10日(水)午前0:00〜午前4:00
「Agentic」という用語をめぐる議論はあるものの、O’Reillyは、テクノロジー業界の誰もが理解し、適応する必要がある現実だと考えている。この用語は、専用のシステムプロンプトを備えた言語モデルメーカー(LLM)の使用、パイプラインで連結されたツールの使用、並列実行、ループ実行、環境の変更などを指す。このコンセプトは、今後開催されるAI Codeconの出発点となるだろう。
9月9日のAI Codeconでは、エージェント開発における4つの重要な領域を深く掘り下げる。これらの領域には、チャットのユーザーエクスペリエンス(UX)を超えて、洗練されたエージェントインタラクションへと進化するエージェントインターフェイスが含まれる。また、ツール間ワークフローについても考察する。これは、エージェントが複数の環境を連携させ、複雑なタスクを完了する方法を指す。もう一つの重要なトピックは、バックグラウンドコーディングエージェントだ。これは、本番環境で非同期かつ自律的にコードを生成するものだ。最後に、エージェントウェブを実現するインフラストラクチャーであるMCPとエージェントプロトコルについて議論する。
メインのコンファレンストラックは5月のイベントと同様で、上級技術幹部、エンジニア、起業家による討論会が特集される。また、新興分野であるエージェントAIを形成する新しいツール、ワークフロー、ハックに関する実践的な講演も行われる。参加者は、経験豊富な開発者が新しいツールを使って生産性と革新的なアプリケーションを向上させる方法のデモを期待できる。提案募集からのライトニングトークもイベントの一部だ。トピックをより深く掘り下げたい人のために、詳細なチュートリアルが別の日に提供される。メインステージイベントは無料だが、チュートリアルはO’Reillyの購読者には提供され、別途購入することもできる。別途、デモショーケースがスポンサー提供されており、無料で参加できる。
O’Reillyは、今後開催されるAI Codeconへの提案、特に個人や企業がエージェントを活用して革新的で効果的なAI体験を構築している事例を募集している。AI Codeconのプログラムは、招待講演と提案を組み合わせたものとなるので、最先端の研究成果に関する5分間のライトニングトークへの参加を呼びかけている。
提案の締め切りは7月18日、提出先はこちら
出典:O'Reilly
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