学習と教育のリーディングプラットフォームを提供するO’Reilly(オライリー)は、自律型AIエージェントの変革の可能性を深く掘り下げるコンファレンスを開催する。このイベントは、複雑なワークフローを自動化し、意思決定を行い、自律的に行動できるAIエージェントを構築するための実践的な戦略を参加者に提供することを目的としている。コンファレンスでは、AIエージェントの実装に成功し、その能力を倍増させ、戦略とイノベーションに集中できるようになった多くの専門家が登壇する。
・イベントタイトル:GenAI Superstream: Everyday AI Agents
・日時:日本時間2025年10月24日(金)深夜0:00〜4:00
コンファレンスは、ChatPRDの創設者兼CEOであるClaire Vo氏と、ハーバード大学教授でありWorkdayのAI担当バイスプレジデントであるKathy Pham氏による対談で幕を開ける。二人はAIエージェントを取り巻く熱狂について議論し、よくある誤解を解き、AIエージェントが既にさまざまな業界のワークフローをどう変革しつつあるかについてインサイトを共有する。また、それぞれの業務における事例を紹介し、チャットボットによる会話からAIエージェントとの協働へと移行すべき時が今である理由を説明する。
そして、Relay.appの創設者兼CEOであるJacob Bank氏が、AIエージェントを専門用語を使わずに定義し、チャットボットや副操縦士との違いを説明する。社内業務の自動化、外部環境の監視、重要なイベントへの備え、継続的な分析を行うための4つの強力なエージェントパターンを紹介する。エージェントを用いてRelay.appを運用した経験に基づき、エージェントが手作業のオーバーヘッドを削減し、従業員のスマートな働き方を支援する仕組みを実演する。
本コンファレンスでは、ソフトウェア開発者であり作家でもあるDavid Griffiths氏によるセッションも開催される。Griffiths氏は、プログラマーのような思考によってAIエージェントをより賢く、より適応性の高いものにする方法を紹介する。モジュール性、抽象化、そして目標と方法の分離といったプログラミングの原則が、臨機応変に適応し、予期せぬ問題を解決するエージェントの設計にどのように役立つかを解説する。
Microsoftのプリンシパルクラウド アドボケイトであるApril Dunnam氏は、Microsoft 365とCopilot Studioで定型業務を処理するエージェントを構築する方法を紹介する。これにより、従業員はより創造的で価値の高い業務に集中できるようになる。エージェントが組織のデータから迅速なインサイト、トレンド、パフォーマンスサマリーを生成する方法、ドキュメント、メモ、ナレッジ ベースをスキャンして質問に答え、調査結果をまとめる方法、ツール間でプロジェクトの最新情報を統合して、MBRやチームチェックインで共有しやすいサマリーを作成する方法、新入社員に会社のFAQを案内したり、従業員がよくある技術的な問題のトラブルシューティングを支援したりする方法について紹介する。
コンファレンスの締めくくりは、コグニザントCTOのBabak Hodjat氏による将来展望セッションだ。Hodjat氏は、パーソナルAIエージェントの有効性を高める同じ原則(タスク特化、自律的意思決定、ワークフロー自動化)が、数十のAIエージェントが連携、競争、協調し、組織への影響を増大させる相互接続されたシステムへとどのように拡張されるかを探求する。Hodjat氏は、オープンソースツールを用いたマルチエージェント連携のライブプロトタイピングなど、個人のAIチームメイトからエンタープライズAIエコシステムへと進化するための実践的なアプローチを紹介する。
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出典:O'Reilly
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