デジタルオペレーションマネージメントの世界的リーダーであるPagerDuty(ページャーデューティー)は、Amazon Web Services(AWS)との戦略的協業契約の更新を発表した。このパートナーシップの延長は、AWSの高度な生成AIサービスをPagerDuty Operations Cloudに統合し、運用上のIT問題の検出と修復を強化することを目的としている。この動きは、2つのテクノロジー大手による10年以上にわたる協業における重要な節目となる。
PagerDuty Operations Cloudは、インシデント管理ライフサイクル全体を自動化およびオーケストレーションするために設計されたAIファーストのプラットフォームだ。これにより、チームは破壊的なイベントを検知・診断し、適切なチームメンバーを動員して対応し、デジタルオペレーション全体のインフラストラクチャーとワークフローを合理化できる。大規模なサービス停止やダウンタイムの長期化は、多大な収益損失や風評被害につながる可能性があるため、インシデントの迅速な診断と解決は極めて重要だ。PagerDutyとAWSの継続的なコラボレーションは、6,000社を超える共通のお客様にPagerDuty Operations Cloudの機能を提供し、AIと自動化を通じてビジネスの将来性を確保するための支援を提供することで、メリットをもたらす。
PagerDutyとAWSのパートナーシップは2013年に遡り、現在では6,000社の共通顧客にサービスを提供している。Amazonの8つの拠点がPagerDutyをインシデント管理に活用しており、2022年にはAWS Systems Managerの機能であるIncident ManagerがPagerDutyと統合された。PagerDutyは、2023年のAWS Marketplace Partner of the Year - North Americaを受賞した。この連携により、ユーザーはPagerDutyのSaaSソリューションを容易に調達・導入し、アジリティーと信頼性を備えたインシデント管理を実現できるようになった。
更新された戦略的提携契約の一環として、両社はAWSの高度な生成AIサービスおよびセキュリティー機能をPagerDuty Operations Cloudと組み合わせる。このインテグレーションは、金融サービス、製造、旅行およびホスピタリティーを含む主要な垂直産業全体の運用効率と回復力を高めることを目的としている。契約の更新は、業界を問わず顧客に強化された価値と柔軟性を提供するというPagerDutyとAWSのコミットメントを強調するものだ。AWSの「re:Invent 2024」では、PagerDutyはAmazon Q Businessの機能であるAmazon Qインデックスのインテグレーションを発表され、PagerDutyユーザーはより多くのデータソースにわたって問題をより迅速にトリアージして解決できるようになった。PagerDutyのCEO兼会長であるJennifer Tejada氏は、Amazon BedrockとClaude上に構築され、Qに統合されたPagerDuty Advanceの統一されたユーザーエクスペリエンスにより、インシデントによる時間の損失が削減され、構築に多くの時間を費やすことができるようになると強調した。
出典:PagerDuty
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