インシデント管理プラットフォームのリーディングカンパニーであるPagerDuty(ページャーデューティー)は、Amazon Q Business Indexとのインテグレーションを発表した。これは、運用データ管理分野における重要なマイルストーンとなるインテグレーションであり、ITエコシステム全体にわたるエンタープライズナレッジの検索とアクセスを、より安全かつ迅速かつシームレスに実現する。AIを活用したインテリジェンスの活用により、対応チームは重要な業務をより効率的に管理できるようになり、解決時間を平均最大30%短縮できると見られている。
PagerDutyとAmazon Web Services(AWS)のパートナーシップは2013年に遡り、組織が機敏性かつ確実にインシデントに対応できるようにするという共通のビジョンを共有している。今回のインテグレーションにより、AIがデジタルオペレーションの最前線に位置付けられ、お客様はインシデントをより適切に予測、管理、そしてそこから学ぶことが可能になる。AIと自動化は今やこれらのプロセスに不可欠な要素となり、業界の新たな基準を確立し、企業が競争力と対応力を維持するための不可欠な戦略となっている。
AWS re:Invent 2024で発表されたPagerDutyとAmazon Q Indexのインテグレーションにより、PagerDutyはこれを実現した初のインシデント管理プラットフォームとなった。このインテグレーション、PagerDuty Advanceの生成型およびエージェント型AI機能が強化され、ConfluenceやGitHubなどのAmazon Q Business接続アプリにインデックスされたデータが活用される。これらのデータは、ユーザーが既に作業しているチャットから取得されるため、インシデント対応の効率が向上する。
PagerDutyとAmazon Qのインテグレーションにより、運用効率と収益に直接影響を与える4つの主要なメリットがもたらされる。コスト最適化、インテリジェントなコンテキスト、エンタープライズグレードのセキュリティー、そして容易なセットアップだ。Amazon Q Businessのデータアクセサーとして、PagerDutyは100を超えるさまざまなSaaSアプリケーションのデータに安全にアクセスし、分析できる。これにより、運用データとメトリクスに新たなインテリジェンスレイヤーが加わる。このインテグレーションにより、ユーザーはツールスタックデータから会話形式で実用的なインサイトを得ることができる。これは、インシデント発生時や運用のレジリエンス(回復力)をプロアクティブに構築する上で非常に重要だ。企業データが安全に保管されるため、機密情報への不正アクセスのリスクが大幅に軽減される。
このインテグレーションは、AIと自動化を最前線に据え、企業が運用上の課題に対処する方法を変革する上で、大きな前進となる。PagerDutyの業界をリードするAIを活用したインシデント管理機能とAmazon Qインデックスのクロスアプリケーションデータインサイトを組み合わせることで、組織はますます複雑化するデジタル環境において、よりスマートに業務を遂行し、より迅速に対応し、運用のレジリエンスを維持できるようになる。
出典:PagerDuty
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