PagerDuty 1月の製品アップデート情報

PagerDuty 1月の製品アップデート情報

▶︎ Incident Typesが一般提供開始

インシデントの内容に合わせて、異なるカテゴリーに分類できるIncident Typeが利用できるようになり、タイプに合わせてカスタマイズされたワークフローを実行できるようになった。Incident workflowsおよびカスタムフィールドと緊密に統合された本新機能の活用により、SLAを満たすためのより正確な対応と調整を実行できる。

機能の操作説明ページはこちら

▶︎ インシデント管理目的のSlackチャネル用のAPIがリリース

インシデント通知および管理を目的としたSlackチャネルの作成、更新、削除を行うための新しいパブリックAPIエンドポイントがリリースされた。これにより、自社の自動化プロセスをPagerDutyと統合し、チーム間の協業も含めインシデント対応をシームレスに行うことができる。Incident Responseライセンスユーザー向けに一般提供を開始している。

▶︎ 新しいインシデントワークフローアクション:Slackチャネルのブックマークを追加

本機能を活用することで、運用手順書、ダッシュボード、ITSMチケット、その他のプロセスに関するドキュメントなど、重要なリソースをインシデント専用のチャンネルに自動的にブックマークできる。これにより対応者は、チャットという作業中の場所から、重要なデータに即座にアクセスできるようになる。この機能にアクセスするには、PagerDuty Slackアプリの認証を更新する必要がある。ビジネスおよびEnterpriseのIncident Responseライセンスユーザー向けに一般提供を開始している。詳細はこちら

▶︎ 再試行ウィンドウの延長によるウェブフック配信の信頼性向上

PagerDuty Webhookの再試行ウィンドウが48時間に延長され、以前の20分間から大幅に改善された。この変更により、スケジュールされたメンテナンスウィンドウ中や対象システムのサービスの一時的な中断中にメッセージが失われるリスクが軽減され、最終的に重大な運用上の障害のリスクとコストが削減される。

この変更は、全PagerDuty Webhookユーザーに適用されるが、ただちに対応する必要はなく、今後必要に応じて自社のウェブフック処理プロセスを見直し、配信ウィンドウの延長に対応することが推奨される。

▶︎ Auto Pause設定によるインシデント通知に推奨ポーズ時間を提示(AIOpsユーザー向け)

Auto Pause設定によるインシデント通知(APIN)の時間を選択する際に、より多くの情報を基に意思決定を行うことができるようになった。ドロップダウンメニューに推奨ポーズ時間が表示されるため、一時的なアラートを効果的にポーズする選択肢を最適化できる。AIOpsユーザーは現在利用可能だ。

APIN推奨ポーズ時間の詳細はこちら

▶︎ Global Intelligent Alert Groupingが一般提供開始(AIOpsユーザー向け)

AIOpsユーザーは、複数のServiceに対して、ノイズを低減するためのアラートグルーピングをまとめて設定できるようになった。また、Intelligent Alert Groupingだけではなく、Contents baseとIntelligent Alert Groupingの両方を柔軟なタイムウィンドウと組み合わせて設定することもでき、複数のサービス間で最大限の精度と相関制御を行うことが可能になった。

▶︎ Early Access(AIOpsユーザー向け):アラートサイドパネル付きのオペレーションコンソールを早期アクセスで提供開始

新しいアラートサイドパネルは、アラートとその関連メタデータにリアルタイムで可視性を提供し、重要な情報を一元化して優先順位付けを容易にする。今回の機能強化により、アラートデータを一元化し、タブの切り替えを不要にすることで、時間の節約・コストの削減・効率の向上を実現できる。可視性の向上とデータ強化により、MTTAとMTTRを短縮し、収益を保護し、より正確なインシデント対応が可能だ。

例:

・レスポンダーがサイドパネルから直接アラートテーブルを表示およびカスタマイズし、アラートに対するアクション(マージ/マージ解除など)を実行

・ライブインシデントテーブルに新しい列(アラート数、最新のアラート時刻、アラートCEFフィールドなど)を追加

また、効率化に貢献する以下のような機能も実装している。

・ユーザーによるカスタマイズが可能なIncident Custom Fields

・インシデントのフリーテキスト検索

・ライブフィルタリング

・ServiceNowとの同期(Webhook v3経由)などの自動化機能

AIOpsユーザーはこちらからEarly Accessに申し込み可能だ。

この製品の詳細については、製品ページをご覧ください。

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