大手インシデント管理プラットフォームであるPagerDuty(ページャーデューティー)は、運用の効率化とユーザーのストレス軽減を目指し、AIエージェントをシステムに統合することに注力している。同社の目標は、事後対応型のアプローチから、インシデント発生後に対応するのではなく、事前に対応できるプロアクティブ型アプローチへと転換することだ。AIエージェントは、可能な限り自律的に行動し、より適切な意思決定を導き、適切な情報がすぐに利用できるようにすることで、より迅速な対応を実現する。
今四半期における当社のプラットフォームの進化は、AI駆動型オペレーションをアクセスしやすく、会話形式で、既存のワークフローにシームレスに統合するというコミットメントを示している。新たな機能強化には、早期アクセスのAIエージェント、SREエージェント、Scribeエージェント、Insightsエージェント、Shiftエージェントが含まれる。これらのエージェントは、チームが重要なオペレーションをより良く、より速く、よりスマートに管理できるよう設計されている。また、コンテキストの切り替えを排除し、インシデント対応中にチームが重要な情報を見逃さないことを目指している。
AIエージェントに加え、PagerDutyはプラットフォームに新機能も導入した。これには、Slackワークスペースの全ユーザーがPagerDutyインシデントをトリガーする機能が含まれており、これにより、チームメンバー全員が重要な問題を即座に把握できるようになる。また、オペレーションセンターを近代化し、顧客に影響を与える前にインシデントをプロアクティブに特定・解決するインテリジェントなコマンドハブへと変貌させた。
PagerDutyのインシデント管理改革は、対応の効率化と推測作業の排除を目指している。同社は、インシデント後レビューやサービスカスタムフィールドなど、インシデント管理機能の新たなアップデートを導入した。これらの機能強化は、チームがインシデントに迅速に対応し、より回復力の高い運用を構築できるよう設計されている。また、同社は自動化の標準化にも注力しており、標準化されたインテリジェントなワークフローを提供することで、運用のサイロ化を排除し、重要なプロセスを加速する。
出典:PagerDuty
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