業務遂行のためのリーディングソフトウェアプラットフォームであるSmartsheet(スマートシート)は、複数のリソース取得エンドポイントに大幅な変更を加えることで、パフォーマンスとユーザーエクスペリエンスの向上を目指している。パフォーマンスの向上、ネットワークレイテンシーの削減、リソースの節約を目的としたこれらの変更により、ほとんどのエンドポイントにおいて、オフセットベースのページネーションがトークンベースのページネーションに置き換えられる。また、同社は複数の機能コンポーネントの廃止も発表しており、ほとんどの場合、改善された代替コンポーネントが提供される。
今回の機能廃止は、2026年2月9日以降に予定されている。ただし、廃止期間中も廃止予定の機能と代替機能は引き続き利用可能なため、この間に廃止予定の機能から新しく改良されたコンポーネントへの移行が推奨される。
変更点の一つとして、List webhooksエンドポイント機能の廃止がある。この機能は、レイテンシーの短縮、パフォーマンスの問題の緩和、そして特に多くのウェブフックを使うユーザーにとっての安定性向上を目的として、代替機能として導入される。また、List Dashboards操作におけるオフセットベースのページネーションと、単一のリクエストで無制限の数のダッシュボードを返す機能も廃止される。オフセットベースのページネーションはトークンベースのページネーションに置き換えられ、レイテンシーとパフォーマンスの問題が軽減されるとともに、多くのダッシュボードを使うユーザーにとっての安定性も向上する。
Smartsheetはワークスペースの一覧表示操作にも変更を加え、オフセットベースのページ区切りと、単一のリクエストで無制限の結果リストを返す機能を廃止する。オフセットベースのページ区切りはトークンベースのページ区切りに置き換えられ、レイテンシーとパフォーマンスの問題が軽減され、特にワークスペースを多数使うユーザーにとって安定性が向上する。
これらの変更に加えて、SmartsheetはList user-created templatesエンドポイントとList public templatesエンドポイントも廃止する。また、いくつかのフォルダーおよびワークスペースエンドポイントも廃止し、新しいエンドポイントに置き換える。新しいエンドポイントは、トークンベースのページネーションを介して結果ページを返すように設計されており、ユーザーエクスペリエンスとパフォーマンスが向上する。
シート、レポート、ダッシュボード、ワークスペースの共有にも変更が加えられる。APIのスケーラビリティーとパフォーマンスを向上させるため、アセット固有の共有エンドポイントは廃止され、新しい共有エンドポイントに置き換えられる。新しいエンドポイントは、Smartsheetが導入する新しいアセットタイプに合わせて拡張できるように設計されており、ユーザーはシート、レポート、ワークスペース、サイト(ダッシュボード)など、さまざまなアセットタイプに同じエンドポイントを使用できる。
これらの変更は、Smartsheetがプラットフォームのユーザーエクスペリエンスとパフォーマンスの向上に継続的に取り組んでいる取り組みの一環だ。サポート終了期間中に新しい機能に移行して、パフォーマンスと安定性の向上を享受することが推奨される。
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出典:Smartsheet
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