ウェブパフォーマンス監視プラットフォームのリーディングカンパニーであるSpeedCurve(スピードカーブ)は、2025年にユーザーエクスペリエンスとウェブパフォーマンス診断を強化するためのさまざまな新機能と改善を導入し、大きな飛躍を遂げた。同社はウェブパフォーマンス指標の最前線に立ち続け、革新的なソリューションは幅広いブラウザーでサポートされており、その例としてLCP(Largest Contentful Paint)やInteraction to Next Paint指標が挙げられる。これらの指標は当初Chromeのみでサポートされていたが、現在ではFirefoxやSafariを含む全ての主要ブラウザーで利用可能となり、ユーザーエクスペリエンスの包括的な可視性を提供している。
SpeedCurveは、ウェブサイトのパフォーマンス問題を迅速に特定できるように設計された新しいVitals Overviewダッシュボードもリリースした。このダッシュボードは、LCP、INP、CLS(Cumlative Layout Shift)といったGoogleのCore Web Vitalsに加え、バックエンド時間、初回コンテンツペイント、ブロック時間合計といった重要な指標に基づいて、サイトのパフォーマンスのスナップショットを提供する。また、ページ、ブラウザー、場所、デバイスの種類でフィルタリング可能なヒートマップも備えており、ユーザーはパフォーマンスのホットスポットを迅速に特定し、より詳細な診断情報にドリルダウンできる。
これらの進歩に加えて、SpeedCurveは6年前に開発された独自のユーザー重視指標であるユーザー満足度指標を更新した。更新された指標は、新しい指標とブラウザーの進化を反映しており、技術に詳しくない関係者でもパフォーマンスを理解し、コミュニケーションをとることが容易になる。ユーザー満足度指標により、ユーザーはいつでも満足、普通、不満のページビュー数を追跡し、パフォーマンスバジェットとアラートを設定し、ユーザーの不満の根本原因を掘り下げることができる。
SpeedCurveは、ShopifyやMagentoストア、そしてシングルページアプリケーション(SPA)におけるRUM(リアルユーザーモニタリング)の簡素化も実現した。同社のRUM統合により、ユーザーはCore Web Vitalsを監視し、表示速度の遅いページがビジネスに与える影響を測定し、RUMセッションを調査して異常を発見し、パフォーマンスバジェットとアラートによってリグレッションに対処できる。さらに、SpeedCurveはユーザー権限管理を簡素化し、ユーザーは複数のチームにまたがる個々のユーザー権限を同じページで管理できるようになった。
なお、2025年11月、SpeedCurveはユーザー重視のオブザーバビリティーのリーダーであるEmbraceに買収された。この買収により、SpeedCurveはウェブアプリとモバイルアプリの両方においてパフォーマンス、信頼性、そしてユーザーエクスペリエンスを統合し、ウェブパフォーマンス分野におけるサービスと機能をさらに強化できるようになった。
出典:SpeedCurve
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