クラウドベースのマシンデータ分析のリーディングカンパニーであるSumo Logic(スモーロジック)は、2025年9月にプラットフォームの一連のアップデートを発表した。これらのアップデートは、ユーザーエクスペリエンスの向上、効率性の向上、より堅牢なセキュリティーソリューションの提供を目的としている。
重要なアップデートの一つとして、「Dojo AI」サマリーエージェントの導入が挙げられる。これは、インサイト内のシグナルのサマリーを生成するAI駆動型機能だ。この機能は、生のログやイベントを精査する手間を省き、アナリストの作業を効率化することを目指している。サマリーエージェントはノイズを削減し、重要なコンテキストを強調表示し、インサイトがトリガーされた理由を明確に示す。このアップデートにより、トリアージの迅速化、コラボレーションの改善、そしてプラットフォーム全体の効率性向上が期待される。
もう一つの注目すべきアップデートは、プレーブックテストの機能強化だ。ユーザーはフロー全体を設定することなく、単一のプレーブックノードをテストできるようになった。この機能により、ユーザーはモック値を指定して出力とエラーを即座に確認することもできる。プラットフォームに新たに追加された変数パネルでは、入力、出力、変数の変化をリアルタイムで追跡できる。この機能強化は、プレーブックをより迅速に設定し、確実に実行できるようにすることを目的としている。
Sumo Logicは、MSSPを含む複雑な複数組織構造を管理する管理者向けに、新機能も導入した。管理者は、親組織検索ページから直接、子組織のデータをクエリーし、ダッシュボードを管理できるようになった。このアップデートは、ユーザーのためにプラットフォームを強化するというSumo Logicの継続的な取り組みの一環だ。
さらに、Sumo LogicはOpenTelemetry(OTel)コレクターの管理を容易にした。ユーザーは、Installed Collectorと同様に、OTelコレクターのタイムゾーンをUIから直接更新できるようになった。この機能により、ログのタイムスタンプの正確性が確保され、導入およびメンテナンス時の手作業の負担が軽減される。
これらのアップデートは、Sumo Logicがプラットフォームを継続的に改善し、ユーザーに最も効率的で安全なデータ分析ソリューションを提供するというコミットメントを反映している。AIを活用した機能とユーザーフレンドリーな機能強化に注力することで、クラウドベースのマシンデータ分析業界におけるリーダーとしての地位をさらに確固たるものにすることが期待される。
出典:Sumo Logic
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