クラウドベースのマシンデータ分析のリーディングカンパニーであるSumo Logic(スモーロジック)は、子組織を一元管理する機能を導入した。この新機能により、親組織の管理者は組織名、サブドメイン、アカウント所有者を組織ページから直接更新できるようになる。この重要な機能強化は、複数組織環境の管理を簡素化し、手作業の負担を軽減し、プラットフォーム全体のユーザービリティーを向上させることを目的としている。
これに加えて、Sumo Logicは、親組織から直接複数の子組織にログとダッシュボードのクエリーを実行できるようにした。これは、一度に1つの子組織のみにクエリーを実行できた以前のシステムからの大幅なアップグレードだ。このアップデートにより、ユーザーは複数の組織にわたるインサイトをより簡単に探索し、異なる環境間で比較できるようになると期待される。
Sumo Logicのもう一つの注目すべきアップデートは、Amazon Bedrock AgentCoreアプリのリリースだ。この新しいアプリは、Amazon Bedrock上に構築されたAIエージェントのパフォーマンスと動作をリアルタイムで可視化する。このアプリはCloudWatch Logsとパフォーマンスメトリクスを取り込み、エージェントのランタイム、メモリー使用量、ゲートウェイ、組み込みツール、IDサービスに関する包括的なインサイトを提供する。事前設定されたダッシュボードにより、ユーザーは実行アクティビティー、リソース使用率、エラー、運用健全性を迅速に監視できる。これにより、エージェントのパフォーマンスの最適化、問題のトラブルシューティング、そして信頼性の高いAIデプロイメントの確保が容易になると期待される。
Sumo Logicは、トラブルシューティングと調査を迅速化するために設計されたAIアシスタント「Mobot」という新機能も導入した。Mobotを使うと、ユーザーは自然言語で質問することができ、2つの専用エージェントに接続される。1つはクエリーエージェントで、質問をログクエリーに変換してクエリーの精度向上を支援する。もう1つはナレッジエージェントで、Sumo Logicのドキュメントを使ってハウツーに関する質問に答える。この機能により、ユーザーはデータを容易に探索し、問題をより迅速に解決し、プラットフォームをよりスムーズに習得できるようになると期待される。
出典:Sumo Logic
この製品の詳細については、Sumo Logic製品ページをご覧ください。