Adobe（アドビ）は、中小企業向けに高パフォーマンスの広告制作プロセスを効率化するために設計された新ツール「Adobe Express for ads」を発表した。Google、LinkedIn、Meta、TikTokといった世界最大級の広告プラットフォームにおけるクリエーティブワークフローをサポートし、まもなくAmazonもサポート対象に加わる。Adobe Express for adsは、広告制作プロセスを簡素化し、企業が適切なメッセージをオーディエンスにタイムリーかつ効果的に届けることを容易にする。
Adobe Express for adsの主要機能の一つは、新しい「ソーシャルセーフゾーン」テクノロジーだ。これらの組み込みガイドは主要プラットフォームに合わせてカスタマイズされており、主要なビジュアルとメッセージが最大限のエンゲージメントとパフォーマンスを発揮するように配置される。6月12日より、ストーリーズ広告、リール広告（Meta）、LinkedIn動画広告のセーフゾーンがAdobe Expressで利用可能になり、今後さらに多くのフォーマットが追加される予定だ。
Adobe Express for adsは、高品質なクリエーティブデザインツールも幅広く提供している。Adobe Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorといった業界をリードするAdobeのクリエーティブツールの優れた機能を活用し、プロのデザイナーが厳選した膨大なアセットとテンプレートのAdobe Expressを提供している。これにより、誰でも簡単に目を引くクリエーティブコンテンツを作成できる。また、このアプリにはAIを活用した機能も搭載されており、プロのデザイナーでなくても、コンテンツのアイデア生成、背景除去、画像や動画の作成が可能だ。
Adobe Express for adsは、クリエーティブツールに加え、主要広告プラットフォームへのシームレスなパブリッシングも提供する。新しいユーザーエクスペリエンスにより、ユーザーは主要な広告プラットフォームに簡単に接続し、各環境に特化したカスタムワークフロー、ベストプラクティス、テンプレートにアクセスできる。これにより、効率的な1つのアプリから、広告パフォーマンスの向上が実現する。Adobe Express for adsには、Google Performance Maxテンプレート、LinkedInの動画広告と画像広告、TikTok Symphony Assistantアドオンとの新たな連携機能も含まれている。
企業がコンテンツのパフォーマンスを測定できるよう、Adobe Express for adsにはMetricoolとBitlyの新しいアドオンが含まれている。これらのツールにより、ソーシャルコンテンツのパフォーマンスをより簡単に把握し、その効果を最大化するための戦略を調整できる。Metricoolアドオンは、プラットフォーム全体で最もパフォーマンスの高い投稿、ハッシュタグ、エンゲージメント率に関するインサイトを提供し、Bitlyアドオンは、アセットへのQRコードや短縮リンクの追加を容易にし、リアルタイム分析を可能にする。
出典：Adobe
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