AIセキュリティーおよびデータガバナンスを提供するPolygraf AI(ポリグラフエーアイ)と、政府機関向けITソリューションプロバイダーのCarahsoft Technology Corp.は2026年11月2日、公共部門における安全なAIの導入支援を目的としたパートナーシップを締結したと発表した。本合意に基づき、CarahsoftはPolygraf AIのマスターガバメントアグリゲーター(Master Government Aggregator)としての役割を担い、自社のリセラーパートナー網や複数の政府調達契約を通じて同社のセキュリティーおよびガバナンス基盤を公共機関へ展開する。対象となる調達契約には、NASAのSEWP V(契約番号NNG15SC03BおよびNNG15SC27B)、TIPS(契約番号220105)、およびOMNIA Partners(契約番号R240303)が含まれる。両社はこの協業により、政府機関が機密データ、運用リスク、および規制コンプライアンス要件に対する厳格な統制を維持しながら、生成AIをはじめとする高度な技術を採用できる環境を整備する。
Polygraf AIの中核ソリューションであるAI行動制御基盤「AI Behavioral Control Plane(AiBC Plane)」は、エンドポイント、ドキュメント、メール、コラボレーションツール、仮想会議、ならびに各種AIプロンプトや出力に対し、リアルタイムでセキュリティーポリシーを適用する。AIシステムによる処理や送受信が行われる前に機密情報を検知して自動的に保護・マスキングを行うほか、AIの利用状況監視、詳細な監査ログの生成、さらにはAI生成コンテンツや合成メディアの検出機能を提供する。また、厳格なデータ居住性要件や運用の自律性が求められる組織向けに、オンプレミス、プライベートクラウド、エッジ環境、および完全にネットワークから遮断されたエアギャップ環境での展開をサポートしている。
公共機関は本ソリューションを既存のIT環境へ組み込むことで、パブリックおよびプライベートなAIモデルの統制、個人を特定できる情報(PII)や規制対象データの保護、オンライン会議の安全確保などを実現できる。Polygraf AIでグローバルパブリックセクター担当シニアバイスプレジデントを務めるBill Donellan氏は、AI導入が加速する政府機関にとって機密情報の保護やポリシー適用を両立させる実践的ソリューションが不可欠であると指摘し、Carahsoftの専門知識と調達チャネルを通じて公共部門のミッション遂行を支援する方針を示した。また、CarahsoftのAIソリューション担当プログラムエグゼクティブであるMichael Adams氏は、政府機関でのAI統合が進む中で可視性とポリシー強制力の重要性が高まっていることに触れ、自社のパートナー網を通じて責任あるAI活用の推進を支援していくと述べている。
出典:Polygraf AI
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