Harness(ハーネス)は2026年10月20日、AIを活用する開発者向けのオープンソース負荷テストツール「VegaLoad」と、リアルタイムでAI関連支出を統制する「AI Budgets」を発表した。
VegaLoadはApache 2.0ライセンスで公開された負荷テストツールであり、AIエージェントと連携して動作するように設計されている。開発者がAIエージェントに負荷テストを指示すると、エージェントがサービスコードの隣にテストファイルを生成してVegaLoadで実行し、合否判定と単一のHTMLレポートを出力する。JVMやNodeなどのランタイムを必要としない単一の軽量バイナリーで提供され、HTTP、gRPC、WebSocket、Kafka、各種データベースなど14種類のプロトコルをサポートする。p95レイテンシーエラー率に基づく合否判定基準を設定してCIやCDのゲートとして機能させることができるほか、CursorやClaude Codeと連携するMCPサーバーを備えている。ローカルホスト以外へのテストには承認が必要な安全設計となっており、さらなる大規模実行やカオスエンジニアリングとの連携が必要な場合は、Harness Resilience Testingへ拡張できる。
AI Budgetsは、Harness Cost Management Agent内で提供されるAI支出のリアルタイム管理機能である。ポリシーを策定していても実際の過剰消費を即座に検知できない課題に対応し、チーム、開発者、モデル、プロジェクト単位で具体的な支出上限を設定できる。予算管理は週単位のサイクルで運用され、上限の90パーセントに達した時点で警告通知を発行し、100パーセントを超過した場合はアクセスを一時停止して超過を防ぐ。上限引き上げの申請は製品内からセルフサービスで行える。また、ユーザー、プロバイダー、モデル、トークン種別(入力、出力、キャッシュ、推論)ごとにコストを可視化し、主要指標として100万トークン当たりのコストを追跡できる。クラウド支出と同じポリシーエンジンで動作するため、パイプラインのデリバリーゲートとしても機能し、予算超過が見込まれるデプロイを事前に停止できる。
出典:Harness
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