Smartsheet(スマートシート)は2026年10月下旬から11月上旬にかけて、エンタープライズ規模のデータ処理能力向上、プロジェクト可視化ビューの刷新、およびAIを活用した自律型ワークフローの自動化に関する複数のプラットフォームアップデートを発表した。
データ処理の拡張および表示機能の強化として、Enterpriseプランでは事前のオプトイン不要で最大10万行のシートおよび最大200万行のレポートを標準サポートするようになった。新たなテーブルビューでは、従来よりも多くの行数、セル、数式参照の処理が可能となる。これに伴い、テーブルビュー向けの新たなレポートビルダーも提供開始された。画面左側のソースデータパネルを用いて対象シートや列、フィルター条件を一括設定できるほか、ツールバーからのグループ化や並べ替え、サマリー設定が迅速に行える。新ビルダーを用いた行レポートは読み込み速度が大幅に向上し、自動保存にも対応しており、標準で最大100万行までのデータを処理できる。
プロジェクト管理の中核となるガントビューも、最大10万行および100万セルに及ぶ大規模なスケジュール管理に合わせて刷新された。新たなガントビューでは、クリティカルパスの表示やタスクバー内での進捗状況(% Complete)の可視化が追加されたほか、依存関係やベースラインをドラッグ&ドロップで直接編集することが可能となった。さらに、先行タスクの設定において、タスク名での検索や入力候補の提案機能が実装され、複雑なプロジェクトスケジュールの構築作業が効率化されている。
また、AIワークフローの自律化に向けた機能として、「Smart Assist」またはSmartsheet MCP対応のAIアシスタントを通じたプロンプトのスケジュール実行(定期実行)が可能となった。これにより、期限切れタスクの要約、リスクを抱えるプロジェクトの特定、週次のステータス更新の集計といったルーティン作業のプロンプトを指定日時に自動で実行させることができる。AIによって生成された分析結果はユーザーの承認を経てメールで自動送信されるため、手動でのプロンプト入力を省きつつ、AI主導の能動的な監視プロセスを日常業務へシームレスに組み込むことが可能となっている。
出典:Smartsheet
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