エンタープライズ向けワークマネージメントプラットフォームを提供するSmartsheet(スマートシート)は、2026年11月4日に開催された年次顧客コンファレンス「ENGAGE 2026」において、計画と実際の成果の間に生じる乖離「エグゼキューションドリフト(実行のズレ)」を解消するための新たなAI機能群、システム連携、およびガバナンス管理機能を発表した。
[AIエージェントおよび自律型ワークフロー]
ルーティンワークを削減し、意思決定に集中できるよう、ライブデータを活用する各種AI機能を実装した。
・エージェント型ワークフロー(Agentic Workflows): 「週次のプロジェクト要約」や「リスク確認」といった自然言語での指示を、定期的に自動実行されるタスクに変換する。
・Creation Agent: 自然言語で目的を入力するだけで、シート、ダッシュボード、レポート、自動化ルールを含むプロジェクト一式を数分で構築する。
・Data Quality Agent: シート内のデータ品質をオンデマンドまたはスケジュール制で自律的に検証し、問題点を深刻度別に自動でフラグ付けする。
[日常的なツールとのデータ連携強化]
分散したデータを一元化するため、外部システムとの統合プロセスを簡素化した。
・ネイティブ統合: ServiceNow、Microsoft Dynamics 365、HubSpot、Workdayとの自動データ同期機能が標準提供された。今後も四半期ごとに連携先が拡充される。
・Integration Agent(早期アクセス): GitHub、Zendesk、Airtable、Monday.comなどの外部ツールからのデータ取り込みを、自然言語による一文の指示だけで完了させるエージェント機能。
[AI導入に向けたエンタープライズセキュリティーとガバナンス]
AIの自律的な動作に対する管理体制を強化するため、新たな認証取得と統制機能を発表した。
・セキュリティー認証: 責任あるAI管理の国際規格である「ISO/IEC 42001」認証、およびオーストラリア政府のセキュリティー要件に基づく「IRAP」評価を取得した。
・セキュリティーイベントストリーミング: 監査イベントをSplunkやMicrosoft Sentinelなどの監視ツールへほぼリアルタイムで送信する。
・データ分類(Data Classification): 「Smartsheet Safeguard」を通じて、社外秘や機密情報などのカスタム感度ラベルを定義・適用し、変更履歴を監査できる機能を追加した。
さらに、AIネイティブな計画・実行管理プロダクト「vsActual」を発表した。これにより、経営層やリーダーは優先事項に対する業務の進捗をリアルタイムで追跡し、軌道修正が可能な段階でエグゼキューションドリフトを検知できるようになる。
出典:Smartsheet
この製品の詳細については、Smartsheet製品ページをご覧ください。