LaunchDarkly(ローンチダークリー)は2026年9月3日、本番環境におけるAIエージェント制御基盤「AgentControl」向けの最新開発キット「LaunchDarkly AI SDK」のPythonおよびJavaScript版の提供を開始した。従来の最大5つのパッケージ導入や手動によるテレメトリー設定を廃止し、1つのインストールコマンドと環境変数の設定で、モデル間の動的ルーティング、リクエスト経路外での評価(Judges)、およびメトリクストレースの自動収集を実現する。以下は主な発表内容だ。
1本化されたセットアップと自動メトリクス収集:従来必要だった複数パッケージの初期化、モデル呼び出しをラップするトラッカーコード、および手動のOpenTelemetry(OTel)パイプライン構築が不要になった。環境変数(LD_SDK_KEYおよびプロバイダーのAPIキー)を設定することで、最初のAI呼び出し時に自動初期化され、メトリクスが記録される。トレース機能は追加のテレメトリ用パッケージを1つ導入するだけで有効化される。
ランタイムでのモデルおよびフレームワーク動的ルーティング:OpenAI、Anthropic、LangChain、Claude Agent SDK(ウェブ検索やbashなどの組み込みツール対応)の公式ハンドラーを提供。カスタムハンドラーの登録にも対応する。ハンドラーがインストールされていれば、再デプロイなしで実行時にOpenAIからAnthropicなどへワークロードを切り替えることができる。また、LangGraphやOpenAI Agentsなどの既存オーケストレーションフレームワークとも連携可能だ。
リクエスト経路外での非同期品質評価:評価(Judges)機能をエージェント実行環境上で動作させ、マルチステップエージェントにおいては個別のグラフノード(ステップ)単位で評価を紐づけることができる。単一呼び出しの場合は評価をリクエスト処理から切り離し、自社ワーカーにより非同期で遅延実行させることで、レスポンス速度を維持したままAgentControlへ評価結果を記録できる(グラフステップはインライン評価、ストリーミングは最終チャンク後に評価)。
単一呼び出しによるマルチステップエージェントの実行:各ステップが独立したエージェント構成を持つマルチステップワークフロー(エージェントグラフ)を、1回の invoke() 呼び出しで実行可能。ステップごとに異なるプロバイダー(例:OpenAI AgentsステップとClaudeステップの混在)を独立してルーティング・追跡できる。
サポート状況と移行方針:Python(3.12以降)とJavaScript版が即時利用可能。旧AI SDK(Python/Node.js)はメンテナンスモードへ移行するが、引き続き修正が提供され移行期限は設定されない。.NET、Java、Go版のAI SDKは引き続きサポートされ、ハンドラー形式のパターンは今後他言語へも拡張される予定だ。
出典:LaunchDarkly
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