JFrog(ジェイフロッグ)Security Researchは、人気の高い.NET向けJSONライブラリー「Newtonsoft.Json」に偽装した悪意のあるNuGetパッケージ「Newtonsoftt.Json.Net」(tが2つ、末尾に.Netが付加)を発見・公開した。
このパッケージはタイポスクワッティング(誤入力による不審パッケージのインストール)を狙ったもので、通常の開発環境では正常に動作するJSONライブラリーとして振る舞い、検知を回避する。しかし、オンライン賭博プラットフォーム「Digitain」のバックエンド環境で実行された場合のみ、同社の賭博ゲーム「FG-Crash」のクラッシュ倍率や結果を改ざんし、攻撃者のC2サーバーへ送信するよう設計された標的型不正ツールであった。
攻撃者は2025年8月から10月にかけて計7つのバージョンを公開。世代を重ねるごとに難読化やC2通信の手法が進化し、最新バージョンでは正規のログ収集システム「Seq」の通信(/api/events/raw)を装って改ざん結果を送信する仕組みが組み込まれていた。また、パッケージ内のメタデータには標的企業の内部TFSリポジトリーURLが含まれており、特定のゲーム開発プロジェクトが直接の標的であることが判明した。
JFrogは標的企業であるDigitainへ本件を直接通知しており、同社からは既に問題を把握し対応済みであることが確認されている。JFrogは対策として、タイポスクワットパッケージの削除とキャッシュ消去、C2 IPアドレスの通信遮断、ロックファイルによる依存関係の固定を推奨している。
出典:JFrog
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