Harness(ハーネス)は、米国、英国、フランス、ドイツのエンジニアリングリーダーおよびFinOps担当者700人を対象とした新たな調査に基づき、AIへの支出が急速に増加する一方で、組織がその資金の使途を説明できる能力との間にギャップが拡大していると報告している。この調査は、予算が膨れ上がるにつれ、AIコスト管理が最重要の運用課題になりつつあることを示唆している。
この調査によると、過去6カ月間で80%の組織がAIへの支出を増加させており、多くの企業が毎月100万ドルを超えるAI関連費用を支出していることが明らかになった。同時に、所有権、帰属、ガバナンスの枠組みは遅れており、AI支出の4分の1以上が説明のつかないままになっている。
調査結果からは、所有権に関する深刻な問題が浮き彫りになった。回答者の52%が、AI関連費用について単一の責任者がいないと回答した。報告書は、4つの異なる部門が費用の一部を分担することが多く、責任が分散し、AI関連費用全体に対して完全な責任を負う単一の主体が存在しない状況が生じていると指摘した。
隠れた無駄も大きなテーマの一つで、組織はAI関連支出の約26%が無駄になっていると推定している。また、調査によると、チームの約3分の1がコスト急増の原因究明に約1週間を要しており、この遅延が財務リスクの増大や是正措置の遅れにつながる可能性があることが明らかになった。
研究者らは、業績の高い組織が従っている成熟度ロードマップを特定した。それは、明確なコスト責任者の任命、統一されたコストビューの構築、そしてポリシーを正式化する前にコストデータをエンジニアリングワークフローに統合することである。この手順は、説明責任のギャップを埋めるための実践的なフレームワークとして提示された。
報告書は、より明確な所有権と迅速な帰属がなければ、AIへの支出が抑制されずにCFOレベルの懸念事項にまで発展する可能性があると警告した。この調査結果は、現状の課題を概観するとともに、AI予算の管理を目指すチームへの指針として位置付けられている。
詳細なベンチマークや、AIコストの可視化をガバナンスおよび運用慣行に整合させるための段階的なアプローチを求める方のために、調査報告書全文をダウンロード提供している。
出典:Harness
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